ぞうさんペーパーができるまで

ぞうさんペーパーの作り方

簡単に「ぞうさんペーパー」の作り方をご紹介します。まず、拾ってきたウンチを陰干し、その後丸一日24時間かけて、ドラム缶で茹でて殺菌します。茹で上がったゾウのウンチは完全に繊維だけとなり、その時点ですでにまったく臭くなく、むしろ牧草のような、とてもいい匂いになります。
しかし、その繊維だけではまだ紙はつくれません。地元の印刷会社などから出る廃棄物の古紙を引き取り、古紙とゾウのウンチの繊維をブレンドして、あとは日本の和紙のような製造方法により、手て漉すきで紙を1枚1枚漉いて作っていきます。ちなみに、製造工場では、ブリーチや有害な科学物質などを一切使わず、ほぼ手作りで紙作りをしています。

紙の仕上がりは素朴でとてもいい風合いです。現在では、一日にA4サイズの紙を72,000枚製造することが可能です。

1. ウンチを集める

2. ウンチをゆでる

3. 水に溶かす

運んできた象のウンチをほぐします。繊維がいっぱいです。 大きなお鍋で長時間ゆでます。
完全に殺菌され、繊維だけを取り出します。
繊維を古紙とともに水に入れてよく混ぜ、パルプ状にしていきます。
     

4. 漉く(すく)

5. 陰干し

6. 天日干し

一枚一枚丁寧に漉いていきます。
和紙の製法に似ています。
陰干しします。
色別に美しく。
庭に並べて太陽の光でさらに乾燥させます。
     

7. 仕上げ

8. 日本へ

 
 
いろんな色を組み合わせて、
一つ一つ丁寧に作り上げていきます。
完成した商品は箱に詰められ、
船に乗って日本へやってきます。